【V・ファーレン長崎の奇跡は何故起きたのか?】就活キャンパス「プレスタ」のブログ

マメ知識

 

おはようございます。プレミアムスタイルの浅見です。
突然ですがV・ファーレン長崎というサッカーチームをご存知でしょうか?

【V・ファーレン長崎とは?】

ご存知でない方もいると思うので簡単にご紹介しておくと長崎県島原半島を拠点にしていた「有明サッカークラブ」と地元の強豪国見高校OB中心の「国見FC」が2004年に合併して設立した新生「有明サッカークラブ」が前身のサッカーチームです。2005年にJリーグ入りを目指すチームとして現在の「V・ファーレン」というチーム名に変更。その後、地域リーグやJFL(日本フットボールリーグ)を経て2013年にJ2リーグに参入。そして、昨年2017年シーズンで晴れて悲願のJ1リーグへの昇格を果たしたというチームです。

 

 

では何が奇跡なのかというと・・・。

【これまでの成績】

これまでの成績でいうとV・ファーレン長崎は決して強豪チームとは言えません。

実際にJ2リーグに参入してからの数年も、全22チーム中1ケタ台の順位と2ケタ台の順位を毎年のように行き来しています。

選手の顔ぶれを見ても有名選手が多くいるというようなこともありませんでした。

 

【チームの規模】

サッカーチームの事業規模を表す営業収益や売上高は7億4900万円(2016年度)。

J1平均(36億4000万円)やJ2平均(13億1300万円)の営業収益には遠く及ばないばかりか、Jリーグ最大の営業収益の浦和レッズ(66億6600万円)と比べると約1/9くらいの規模にすぎない、小規模の地方クラブでした。

しかもここ数年は赤字経営というクラブの状態でした。

 

 

そんなチームが何故ある意味J1リーグよりも過酷とも言われるJ2リーグを勝ち抜き、J1リーグへの昇格を果たしたのか?

 

【リーダーの意思】

 

実は2017年のシーズンでの一番の変化は新たなリーダーによるチームの改革です。 その新たなリーダーになったのが同じ九州長崎を拠点にする、「ジャパネットたかた」の創業者である高田明氏です。

 

赤字続きで経営危機に陥っていたチームの立て直しをするために昨年4月にV・ファーレンの社長に就任。

 

そして新たなリーダーになった後に行ったのチームの意識改革です。 監督、チームスタッフ、選手の変更や入れ替えはほとんど行うことなく、一人一人の意識を変えていくことにこだわっていきました。

具体的に何をしていったかというと監督や選手のためには、様々な手法やアイデアを駆使して観客の動員を増やすことを行いました。運営事務局に対しては業務の質と効率の改善を行っていきました。

 

 

そういった一つ一つの取り組みで其々のモチベーションも高まりました。

そして、チーム一丸となって戦うという姿勢ができたことでJリーグ創設以来一番とも言われるV・ファーレン長崎の2017年シーズンの奇跡が起こせたのでした。

チームキャプテンの村上選手の「この人のためにも戦おうという雰囲気になった」という言葉からも高田明氏がチームの変化に与えた影響の大きさがうかがえます。

 

 

弊社に通われている学生さんの中にも「社会での活躍していきたい」や、「いずれリーダーになっていきたい」といった思いを持った方が多くいます。

 

何かをしていく際に「あれがない」、「これがない」と言い始めたらきりがなくなってしまうかもしれません。

V・ファーレン長崎に対して示した高田明氏のリーダーとしての姿勢が、皆さんの将来にとっての何かのヒントにもなるかもしれませんね。

 

 

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