「飛び級ってどうなんだろう・・・??」

マメ知識

大学院に飛び級で進学したという経験がある葛原です。

 

海外の大学では聞くこともあるかもしれませんが、日本ではなかなか聞かない「飛び級」・・・。

「飛び級ってどうなんだろう?」って方も多いと思います。

 

今回は私の経験談から、そんな「飛び級」の実態をお伝えします。

 

飛び級をするには

私の通っていた大学は、大学院に進学する人限定で「飛び級」、正確には「飛び進学」の

制度がありました。

 

その制度があることに加え、「大学院に進学すること」、「成績が一定以上高い人」

「飛び進学専用の試験を受けて合格すること」が飛び級をする為の条件でした。

 

飛び進学する為の条件として、形式上、大学は3年生で退学という扱いになります。

つまり、試験を受けて万が一落ちてしまうと、大学3年で中退・・・。

となってしまう為、試験に臨む時は、危機感を感じながら必死に勉強をしました。

 

昼休みも授業後もいろいろな教授のところにいって授業で分からなかったところを質問して、

それでも分からなかったら分かるまで何度でも教授のところにいって質問をしました。

教授も最後の方は「またお前か(笑)」みたいなリアクションでしたが、

そんな見られ方なんて気にしていられません!

なぜならば、せっかく入学した大学が中退扱いになってしまうからです。

 

こうして飛び進学の試験に合格すると、大学4年生を飛ばし、3年生終了後、大学院の1年生になれます。

何とか無事に合格した時は、嬉しさより安堵の方が強かったのを覚えています。

 

飛び進学のメリット

そんな私が飛び進学を選んだ理由は「初任給が高くなることが多い(一年分の学費もかからない)。」

「就活でアピールポイントとして使える」「なんだか、かっこいい」という、今考えるとお粗末なものでした。

 

ただ、実際に社会人になってみると、「初任給が高い」や「アピール出来る」よりも、

もっと大きなメリットがあったなと感じます。

 

それは、「他の人がやっていないことを経験できたこと」「成功体験を積んだこと」。

特に「成功体験」というのは、後々社会人になってその価値を感じました。

 

学生と社会人の基準は異なりますが、

「どのくらい周りと比べて、努力量・工夫量に差を出していけば、結果が出せるのか?」

という肌感覚を実感できたことは大きいと思います。

 

 

勉強に限らず、部活でも、課外活動でも、どんなことでも良いので、

自分の中での成功体験を積むことや自己承認できる自分を一つ一つ作っていくこと

とても大切だと思います。

 

そうすることで、学生時代の成功体験の感覚を社会人生活に活かしていくことができると思います。

 

みなさんの中にも、それぞれ様々な経験をされている方がいると思います。

何を経験したかも大事ですが、その経験から何を感じ、何を学んだのかが、

より大事になっていくのかなと感じています。

少し変わった経験談になりましたが、何かしら参考にしていただけたら嬉しいです。
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