「インターンシップ」に参加して、看護師になろうと決意した小林です。
皆さんは「インターンシップ」に参加したことはありますか?
平成23年度には、70.5%の大学(大学数544校)が単位認定を行っているとのこと。
では何故学校がインターンシップの推進をしているのでしょうか?
背景をご紹介したいと思います。
インターンシップの歴史
「インターンシップの起源には諸説あるが、一般的にはアメリカ・シンシナティー大学において、当時の工学部長であったHerman Schneiderが1906年に‘coopertive education’(産学連携教育)を始めたのが最初であるとされる。
今から100年以上も前に、インターンシップの起源があったのですね。
何故、インターンシップを推進するのか?
日本における新卒採用は、
経験・専門知識が無い学生を採用し、企業が育てるという文化でした。
しかし、能力主義の高まりなど、雇用環境の変化があり、
その対応のため、
企業での就労体験が出来るインターンシップへの関心が高まりました。
さらに、
早期退職者やニート、フリーターなどの問題への対策にもなるという事で、
インターンシップに対する期待と関心が高まっています。
(詳しくはコチラ:『インターンシップ推進のための調査研究委員会報告書』)
私も、高校生の頃に、市役所で「1日看護体験」を申込みました。
実際に、患者さんと触れ合う事で、私自身は看護の道に進む事を決断しました。
友人は逆に「イメージとちょっと違う」という事で、別の道を選択する事を決めました。
私自身はインターンに参加する事は、イメージが湧く良い機会だと思います。
授業に「インターンシップ」が取り込まれる理由
『「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)においては、我が国の将来を担う若者全てがその能力を存分に伸ばし、世界に勝てる若者を育てることの重要性に鑑み、インターンシップに参加する学生数についての目標設定や、キャリア教育から就職まで一貫して支援する体制の強化、インターンシップ活用の推進等が提言されている。』
(インターンシップの普及及び質的充実のための推進方策について意見のとりまとめ より)
大学では、学業だけではなくて「キャリア教育」も重要視しているのです。
キャリア教育とは、「将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。
(文部科学省HP より)
このため、大学では授業にインターンシップを取り入れているのですね。
「大学生活」と「社会人生活」を分断するのではなく、
大学生活の中で「社会人になる心構えと準備」をしていく事は大事だと思います。
志望している企業が、インターンシップを行っている場合には、参加した方がよいと思います。
そして社会人生活に向けた一歩を歩んで欲しいと思います。
是非社会人生活に向けての一歩を掴み取ってください!
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コメント
なるほど!そういう歴史があったのですね!!
何事も始まりと終わりがありますが、こういうことを知るのも面白いですね!