システムエンジニア(SE)ってどんな仕事?

業界研究

前職SEだった平野です。

 

私は前職で、某メーカー系のSIerで働いていました。

そういった経験から「SEに興味がある」という学生さんとお話しすることもあります。

 

そこで今回は、SEについてよく学生さんから質問されることを

Q&A形式で3つお伝えしたいと思います。

 

Q.SEとプログラマーって同じですか?

A.厳密に言うと、SEとプログラマーは、違います。

どのようなシステムを作りたいか、ということをお客様と話をして

設計をしていくのがSEです。

一方、SEが設計したものを、プログラミング言語を使って実装する(作る)のが、

プログラマーになります。

 

家作りに例えるのであれば、システムエンジニアは、家を建てるときに、

「どういう家を建てるか」ということを考えて、設計図を書いていく【設計士】のような仕事です。

プログラマーは、設計図を基に、家を建てていく【大工さん】、というようなイメージでしょうか。

しかし、企業によっては、SEとプログラマーを分けず一緒にしている企業もあるようです。

 

Q.コンピュータに詳しくないと、SEって出来ないんですか?

A.出来ます。

私も当時は、コンピュータに詳しくなく、メールと、Word、Excelが少し使える程度でした。

そんな私も仕事をしていたので、コンピュータに詳しくない方でも大丈夫です。

SE職というと理系の方が働いているイメージを持っている方も多いかもしれませんが、

文系出身の方も多く、中には芸術大学出身の方がSEとして活躍している方もいます。

入社後、研修や仕事をする中で、知識は自然と身についていきます。

 

しかし、SEに向いている人と向いていない人がいることも事実です。

そのため、SEの適性を見るために、多くの企業では選考の中で適性試験を

採用しているのです。

もし、SE職に興味がある方は、向き不向きを知る為にも、まずは選考に

チャレンジしてみても良いかもしれませんね。

 

Q.SEの仕事で必要なスキルや能力は何ですか?

A.大きく分けて、1.技術力 2.コミュニケーション力 3.リーダーシップ能力

の3つのスキルが求められます。

1.技術力

エンジニアとして、技術力は欠かせません。

どんな仕事も同じかもしれませんが、特にIT業界は、技術の進歩が早いため、

常に学び続ける姿勢が大切です。

 

2.コミュニケーション力

仕事ですので、自分が作りたいものではなく、お客様が求めるものを作ることが求められます。

お客様が求めていることをヒアリングし、頭を一致させていく上で、コミュニケーション力が

大切になります。

 

3.リーダーシップ能力

システム開発は、数名から、多い時は100名を超えるプロジェクトを組んで行います。

自社の社員だけではなく、様々な協力会社の方が関わります。

そういう様々な考えのメンバーをまとめて、統率出来るようなリーダーシップがあれば、

SEとして、替えがきかない、まさに「人財」になります。

 

 

普段、何気なくインターネットを使ったり、電車に乗ったり、買い物をしたりしますが、

全て、SEの方々が作ったシステムのお陰で、私たちは便利な生活をすることが出来ています。

「縁の下の力持ち」といった仕事に興味がある方は、SE職という選択肢も考えてみては

いかがでしょうか。

職業を考える上で、是非参考にしてみてください。
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