福利厚生で企業選びをすることのリスクって何?

社会人のマナー

二児の父親の松本です。

 

日々目の前の学生さんが自分の子どもだったらと考えながら就活支援をしています。

就活支援を行う中で、多く相談されることがあります。

 

「企業を選ぶ際に、福利厚生が充実した企業を選びたいのですが・・・」

という相談です。

「そんなの当たり前でしょ!」や、「学生の分際でそんなこと言うな!」など様々な意見があると思います。

ちなみにそのような学生さんに「福利厚生ってどんな事?」という質問をすると

答えられない方も多くいます。

答えられないけれど、充実している企業を選びたいという福利厚生とはどのようなものなのでしょうか。

 

福利厚生とは

企業が、労働力の確保・定着、勤労意欲・能率の向上などの効果を期待して、

従業員とその家族に対して生活の向上を支援する目的で実施されるものです。

以下の2種類に分かれます。

・法定福利・・・法律で義務づけられたもの、社会保険料などの事業主負担されるもの

・法定外福利・・・企業が任意で実施するもの、交通費・社宅健康診断・育児支援・保養施設など

 

このように見てみると、福利厚生が全くない企業はあまりありません。

企業ごとに様々な制度があり、福利厚生で差別化を計っているのです。

福利厚生を使えない場合もある!?

しかし、福利厚生の制度はあっても、しっかりと利用できている人と利用できていない人がいる

ケースもあるようです。

ごく一部の例ではありますが、私の知り合いには、有給休暇を申請すると

上司と20分間面談を組まれ、「成果が出ていないのに、なぜ休むんだ」と言われるそうです。

また、多くの社員が一度に有給申請をしてしまうと、そのしわ寄せがきてしまい、

申請しづらい状況になってしまう方もいるそうです。

 

最近では、女性社員の出産を機に産休育休制度、時短勤務制度などを適用する企業も

多くあります。

これも聞いた話ではありますが、男性社員の比率が多い企業では、女性社員の産休育休制度や

時短勤務制度を利用する社員が少ないため、女性社員は気兼ねなく利用できる。

ということもあるようです。

 

 

福利厚生が多くあれば、選択肢が増える為、ライフステージに合った利用が出来るかもしれません。

しかし、福利厚生を目的に企業を選んでしまうと、入社後に「こんなはずでは無かった・・・」と

感じてしまう方もいるかもしれません。

 

福利厚生をたくさん利用して充実した社会人生活を送ろうとするのではなく、

福利厚生をしっかりと利用できるような、会社と自分を作っていくことが重要なのではないでしょうか。

是非参考にしていただければと思います。
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