最近落語にはまっている尾崎です。
落語は、手ぬぐいや扇子1つと話術だけで観客を自分の世界に引き込むことができる噺のプロです。
とても面白いので、一度聞いてみると私のようにはまってしまうかもしれませんね。
そんな私が、今回ご紹介したい人物は、「2代目 桂枝雀」です。
私の地元、神戸が生んだ落語界の天才です。
「上方落語の爆笑王」と言われ、松本人志さんや千原ジュニアさんがリスペクトしている方でもあります。
桂枝雀さんの残した言葉で、
「笑いとは緊張の緩和によって生まれる」
「私の中に私を見てる枝雀がいて、これが私になかなかオーケーを出してくれなかったんです。それがこのごろはだいぶオーケーに近づいてきた。見ててください。もうじき自分の落語を完成させます」
という言葉があります。
自分に厳しく、また徹底して笑いとは何かを研究した人だったようです。
桂枝雀は神戸大学を中退して、桂米朝師匠に弟子入りし、物凄い努力でその才能を開花させていきます。
しかし、二代目桂枝雀を襲名する直前に、うつ病になります。
高座に向かう途中で、「怖い、行かへん」と言ってその場にしゃがみこんでしまいます。
その後、心の葛藤を乗り越えて、多くのお客を笑いの渦に巻き込んでいきます。
誰よりも真剣に目の前の仕事に向き合い、自分の心と会話し、多くの人の心に残る芸を生み出した
落語家だったため、とても多くの方がファンになったのですね。
現在、皆さんが行っている就職活動は、
自分の心と向き合うチャンスです。
自分の過去を整理するチャンスです。
自分の未来を描くチャンスです。
自分の人生は自分しか生きられません。
だからこそ、周りに合わせようとしなくても良いのです。
しっかりと、自分の心と会話して、自分らしい未来を歩んでいきましょう。
ちなみに過去の「あなたの尊敬する歴史上の人物は誰ですか?」シリーズは下記を
ご参照ください。
あなたの尊敬する歴史上の人物は誰ですか?part2(吉田松陰)
あなたの尊敬する歴史上の人物は誰ですか?part4(二宮尊徳)
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