斎藤です。
理系の学生さんと接していると、理系ならではの質問を頂くことが多くあります。
その中でも多い質問は、「技術営業ってなんですか」という質問です。
そこで、今回は「技術営業」についてお伝えできればと思います。
技術営業とは?
技術営業とは、技術のバックグラウンドや専門知識を活かして顧客へ営業活動を行う職業です。例えば電子機器の技術営業の場合、製品の提案をするだけでなく、技術サポートや、顧客からの技術的な質問に対応したり、必要に応じて製品のカスタマイズや設計を行ったりもします。
引用:http://www.elite-network.co.jp/x/dictionary/maker/gijutueigyo.html
ちょっと難しいですよね。
普段私が理系の学生さんに説明している内容は、営業と技術営業との違いです。
全てが当てはまるわけではありませんが、わかりやすく説明すると、
営業・・・・・・・定形の物を売る場合が多い。
技術営業・・・取り扱う商品の仕様や形状がお客様によって違う場合が多く、
BtoB(ビジネスtoビジネス)の企業が多い。
となります。
技術営業とは、お客様ごとにオリジナル商品を開発して提供することが多い仕事になります。
技術営業に向いている人
では、どんな人が技術営業に向いているのでしょうか。
大きく分けると3つになります。
1.好奇心旺盛な人
お客様に提案する際に、新しい素材や技術に興味を持たなければいけません。
そのため、新しい物に興味を持ち、そこに対して研究をしていける人が向いています。
2.人と接することが好きな方
人と接することが苦手な方では、お客様とのコミュニケーションをとることが難しくなってしまいます。また、技術営業とは、お客様と開発部門との架け橋の役割ですので、人と接することが好きな人の方が向いています。
3.理系の知識や技術を持っている人
技術営業職の多くの方は、理系出身です。理系の知識・技術を基にお客様に営業をかけるわけですから、新卒であれば、理系の学生さんや、機械等が好きでそういった知識を持っている人が向いています。
技術営業のやりがいとは
私が今までに出会った技術営業をしている方の意見を聞いていると下記の2点だと思います。
1.1つ1つの仕事の売上額が大きい
取り扱う商品や業界にもよって変わりますが、数百万円~数億円の売り上げとなる仕事があります。
大きい売上を上げることで会社にも貢献できますので、やりがいにつながるようです。
2.ピンポイントでお客様に必要な商品が提供できる。
技術営業では、前述したとおり、お客様によって仕様や形状が違うことがあります。
お客様のニーズをしっかりとくみ取り、お客様の要望通りの商品を納品した時の達成感とお客様からの感謝は何事にも代えがたいものがあるようです。
いかがでしょうか。
理系の学生さんは「理系だから技術職」と、技術職に目を向けがちですが技術営業であれば、今まで学んできた理系の知識を活かしつつ営業も出来ます。
理系出身で営業職をしている方は、
「理系だけれど、営業職をやることで自分の視野が広がるため面白いです。
また、将来技術職も営業職もできるようになるので、自分の可能性が広がりました。」
という方も多くいます。
理系の学生さんも、営業職をやっておいても面白いと思います。
様々な業界や職種に目を向けると、自分のやりたいことや魅力的な企業が見つかることもあります。
是非、自分の可能性を自分で広げられるようにしていきましょう。
[av_hr class=’short’ height=’50’ shadow=’no-shadow’ position=’center’]
コメント