毎日玄米を食べている浅見です。
健康食として人気を集める玄米。
「一物全体(いちぶつぜんたい)」=食べ物は丸ごと食べて用を成すという伝統食の考えが広まり、
健康を意識して食卓に取り入れる消費者は増えているようです。
玄米はナチュラルフードの代表格とも言える存在ですが、玄米食を続ける場合はいくつかの
注意が必要です。
そこで今回は玄米食のメリット・デメリットについてお伝え致します。
玄米と白米の違い
収穫後、茶色いもみ殻を除いたのが玄米です。
「胚芽(はいが)」「ぬか」(果皮・種皮など)「胚乳(はいにゅう)」の構造でできています。
胚芽・ヌカにはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれており、栄養がたっぷりです。
一方で、ヌカと胚芽を削り取り、胚乳(はいにゅう)だけになったものが白米です。
玄米より栄養は劣りますが、消化がよく、胃腸を穏やかに保つのが特徴です。
体内への吸収率が高いので少量でも栄養をつけることが可能となります。
玄米を食べると、「ダイエットに効果がある」という方もいますが、あまりカロリーは変わらないようです。
玄米の方が噛みごたえがあるため、自然に咀嚼(そしゃく)回数が増える為、満足感が
得られやすいという事なのかもしれませんね。
玄米のメリットとデメリット
玄米には、フィチン酸という栄養成分が含まれています。
このフィチン酸は、抗がん作用も期待されていますが、玄米のメリットとしては、
栄養価がとても高いことが挙げられますね。
一方でフィチン酸は、カルシウム・リンなどのミネラル吸収を妨げてしまいます。
そのため、玄米を食べる時には、カルシウムやミネラル豊富な海藻、野菜を
積極的に摂ることが重要です。
骨折中や、高齢者、育ち盛りのお子様の摂取には十分な注意が必要かもしれませんね。
また、玄米は消化に時間がかかるため、良く咀嚼(そしゃく)することが大切です。
しかし、どんなに噛んでも表皮が口の中に残ることがあります。
その表皮は、消化されず便として出てきますが、その際に胃腸を傷つけることもある
という意見もあるようです。
そのため、病後や療養中の方、胃腸が特に弱い方は注意した方が良いみたいですね。
玄米を食べた方が良いのかという答えはありませんが、日常食を白米や雑穀米にし、
週末に玄米をとるといったバランスをとって食べても良いかもしれませんね。
何事も、「〇〇すぎ」というのは良くありません。
バランスを取って食べるようにしていきましょう。
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