「下さい」と「ください」の使い方

マメ知識

岡山です。

 

日本語の使い方って難しいと思うのは私だけでしょうか。

 

母国語でありながら、充分に使いこなすことが出来ていません。

 

「ニホンゴムズカシイデス」とカタコトになってしまうこともしばしば・・・。

 

そんな日本語ですが、「下さい」と「ください」の意味に明確な違いがあることを

皆さんはご存じでしたでしょうか。

 

「ください」

「ください」というのは、補助動詞で、英語では「please」の意味になるようです。

 

例:「お飲みください」

 

お願いごとや、敬意を表す尊敬語として使用する場合は、「ください」と

平仮名で書きましょう。

 

 

「下さい」

「下さい」というのは、動詞で、英語では「give」の意味になるようです。

 

例:「飲み物を下さい」

 

実質動詞(「くれ」の尊敬表現や丁寧表現、請求)の場合は、

「下さい」と漢字で書きましょう。

 

また、「下る」は文字のごとく、高い地位の人から下げ渡される意味もあり、

漢字で書く「下さい」は上から目線の言葉になることがありますので注意してください。

 

 

そのため、「手紙を下さい」はいいのですが、「手紙を出して下さい」は厳密には失礼に

当たります。

そのため、「手紙を出してください」と使うようにしましょう。

 

会話で使われる分には、漢字も平仮名もありませんので、話題になることもありませんが、

メールなどの文章にする場合は、覚えておくと役に立つことがあるかもしれません。

 

気心知れた相手なら特に気にすることも無いかもしれませんが、ご年配の方や、

そういった部分を気にされる方がいる場合は、しっかりと使い分けをすると

良いかもしれません。

 

もし、他にもこのような言葉の遣い方が違うものがあれば、コメント欄にて教えてください
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コメント

  1. こいのぼり より:

    細かいけど、大切‼

  2. だいすけ より:

    頂きます

    いただきます

    とかもありますよね!
    勉強になります。

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